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【書評】『手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択』| 余白をもつ

どうも。シャオです。

今回はミニマリストしぶさんの『手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択』

2023年、初の書評投稿です。

所有するモノを”厳選”し始めてから何度も著者のブログ(所有品)を参考にしました。

日本ミニマリスト界では1番の有名人と言っても過言ではない、しぶさん。

それでは本著を紹介していきます。

ミニマリズムとは?

しぶさん曰く、

シンプル=なにを”減らしたい”か。

ミニマル=なにを”残したい(強調したい)”か。

とのことです。また、

ミニマリストの本質はモノを捨てることによって迷いをなくし、自分にとって大事なモノを強調すること。減らすこと、捨てることが目的ではないので増やさないこと、買わないことに固執するのは筋違いとのこと。

あくまでモノを捨てることは”目的”ではなく、”手段”ということですね。

買う理由が値段ならやめなさい。迷う理由が値段なら買いなさい。

突然ですが、みなさん新年セールではなにか購入しましたか?

筆者は少し前になりますがサイバーマンデーでWindowsのラップトップを購入しました。

閑話休題。

“欲”は手に入れることでしか満たされない。

例えば、筆者はWindowsのラップトップを購入したことによってWindowsの仕様を試したいという”欲”を解消できました。

仕事で必要になると思い購入したのですが、Windowの進歩に驚きを感じました(Androidスマートフォンとの同期は非常に魅力的です)

使用しなくなったとしても最悪メルカリに出品すればいいだけですからね。

必要になったら、また手元に。

必要なモノは手放しても戻ってくるというのも本著での学びですね。

飽きるまでハマっておく。

結局のところ、”欲”を満たすというのは飽きるまでやり続けてみるということなのかもしれません。

安物買いの銭失い。

ただお気に入りのモノ、必要なモノであれば値段は関係ありません。

しぶさんにとってはHansのTシャツ。

筆者であれば無印の日用品(フェイスタオル、キッチンペーパー)といったところでしょうか。

余白(余裕)をもつ

マサチューセッツ大学(QS世界大学ランキング10年連続世界1位)の研究結果によると人はポジティブなことよりネガティブなことに”7倍”も反応するとのことです。

筆者も動画編集を仕事にしていたとき、YouTubeのサムネイルはネガティブなタイトルの方が反応が良かったのを克明に覚えています。

お金から自由になる。

お金について悩みがある人は、そうでない人に比べて、

  • iQが10ポイント低下する
  • 徹夜の80%まで知能が下がる
  • ストレスを感じやすくなる

といったデメリットがあるとのこと。

いつでも引越しできる状況にする。

日本は災害大国なので非常用グッズ(バッグ)を持つことも大切ですが、なによりモノを”少なく”しておけば失うモノも”少ない”とのこと。

筆者の場合はそれに加えて、時々バックパッカーで国外問わず、フラッと旅に出るので普段の生活と旅先での生活水準を極力一緒にしたいので持ち物は”小さい”、”軽い”を心掛けています。

手放すことは、自分を知ること

モノを減らしていく中で”自分の頭”でなにが必要で、なにがいらないかを判断する。

そうやって片付けをしていく中で「取捨選択」の訓練をする。

「取捨選択」は公私共に生きる上でも必要不可欠なことなので大切ですね。

所有するモノは自分の写し鏡。

モノを減らすことによって自己理解を深めていく。

しぶさんは服を「制服」のようにして、毎日というほど同じ服を着ることによって選ぶ”労力”を減らしているとのこと。

筆者の場合はアパレル出身なので服が多いのですが、しぶさんを参考に「ハンガーの数」で管理しています。

もっと減らした方が服を選ぶ”労力”を減らせて”合理的”のように感じますが、現在の服の量で満足しているので今後も大きな変更の予定はありません。

筆者にとっては服を選ぶのは”労力”より”幸福”の方が大きいので。

選択肢を”絞る”

選択肢を”なくす”

は人それぞれ。自分にあった方を選べばいいと思います。

本著を読んだ感想

忖度なしに申し上げると、前著『手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法』と反復する内容が1/4ほどあるように感じたので読んでいる方からすると新鮮味には少々欠けるかもしれません。

ただ前著が上梓されてから数年経っていますので、本著では大分しぶさんの所有品、価値観等もアップデートされています。

また本著には初めて知る、しぶさんの過去についての記述もあるので、そちらを知るだけでも価値があります(特にファンの方)

なかなか驚きの内容です。。

年末の大掃除は過ぎてしまいましたが、身の回りのモノを見直したい方にも一読の価値ありです。

4月から新生活を控えている方なんていかがでしょうか?

それでは、また。