【書評】『育ちがいい人だけが知っていること』| 神は細部に宿る
どうも。シャオです。
今回は諏内えみ先生の『育ちがいい人だけが知っていること』
ご存知の方も多いかもしれませんが、2020年のベストセラーでして著者も遅まきながら拝読いたしました。
今まで「行儀がよい」と思いしていたことも、「行儀がよくない」ことで思わず「えっ!」と声を出してしまいました。笑
みなさんはどうでしょうか?
(どちらかというと女性向けの内容ですが、男性にも役立つ情報もたくさんあります)
もくじ
「育ちがいい人」ってなに?
どこかから、
「その疑問自体が、育ちがよくない証拠」
なんて聞こえてきそうですが構わずいきます。汗
育ちは佇まいにあらわれる。
諏内先生曰く「育ちがいい人」には共通点があるそうです。
それは「ちょっとした所作や言葉遣い」
そこには特有の佇まい(オーラ)が表れるんだとか。
「育ちの良さ」は後天的に身に付く?
諏内先生曰く
「育ちの良さ」が表れる佇まいを知っている人が「育ちがいい人」
とのこと。
少々ややこしくなってしまいましたが、
育ちとは「知識」であり、「変えられるモノ」「自分で作るモノ」
知ることができれば誰でも身に付けることができます!
「育ちがいい人」がしていることとは?
「育ちの良さ」が表れることは具体的に大きく分けて9つに分かれます。
- ふるまい
- 話し方
- 見た目
- 暮らし
- 人間関係
- 贈り物・お招き
- 公共の場でのふるまい
- 食べ方
- オケージョン
各項目1つずつ紹介していきます。
ふるまい
唐突ですが皆さん外出する時はマスクをしていますか?、、このご時世もはや必需品ですよね(2022年12月現在)
そんな中で枕詞に一言。
「マスクのまま失礼いたします」
マスクをはずすのがまだまだ憚られる状況ですが、そんな中で一言添えられるとステキですね。
話し方
個人的にはこちらの本で一番新鮮だった例を紹介します。
「大丈夫?」より「大丈夫」
例えば一緒に食事をしている相手が飲み物をこぼしてしまった時。
「大丈夫?」と言ってしまうと場合によっては必要以上に大ごとになってしまい、相手に恥をかかせてしまうことも。
そんな時は「大丈夫。このおしぼり使って。」等、相手を安心させられるようなことを言えると◎
見た目
みなさんコンビニ等、「ちょっとそこまで」行くとき”どんな格好”ですか?
その辺にあったスウェットやサンダルを身につけていませんか?私は身につけていました。笑
ただ「大事な取引」も「ちょっとそこまで」も同じ。外は外。
いつ。どこで。誰に会うかは分かりません。
暮らし
忘年会や新年会の多い時期になりました。
そんな中「会費」を出すことも多いかと思います。
会費を納める時に”シワだらけ”のお金だと恥ずかしくなりますよね。
千円、五千円、一万円各数枚ずつ”新札”を常備しておくと慌てずに済みます。
人間関係
いくつかある例の中で”共通”することがあると思ったのでこの項目ではそちらを紹介します。
それは、相手に恥を欠かせないこと。
人間関係は人によっては悩みの大半を占めると言われるほど、生きる上では大切なこと。
常に相手を”尊重する”ことが大切ですね。
贈り物・お招き・訪問
クリスマスパーティーや、これからの行事で言えば年末年始の集まり。
このようなホームパーティー(身近な集まり)では約束の時間よりも”やや”遅れて行く。
日常では「5分前行動」等、早めの行動が推奨ですが
肩肘張らない集まりの場合、ホスト(開催者)の都合を考えて10分ほど遅れて行く”パーティー時間”が粋ですね(お仕事の関係や、目上の方がいる場合は日常通りに早めの行動が良さそうです)
公共の場でのふるまい
こちらの項目では筆者が”目から鱗”だった例を紹介します。
例えば新幹線で肘掛けがあり隣に人がいた場合、あなたならどうしますか?
取り合いになるようなことは避けたいところ。。
肘掛けは隣の人と自分との空間の仕切り。
つまりは”境界線”
このように考えれば諍いもなくなりそうです。
私事ですが筆者はお恥ずかしながら普段は使わずに、眠りたい時には使うと分けていました。
ただ眠りたくて使いたいのは隣の人も同じかもしれませんよね。
これからは肘掛けは”使うモノ”ではなく”隣の人との境界線”という認識で使わないようにしようと思いました。
食べ方
こちらの項目では冒頭で触れた、今まで「行儀がよい」と思っていた「行儀がよくない」ことを紹介します。笑
ずばり「箸袋でお箸置きをつくる」
なぜ「行儀がよくない」かというと、お箸置きになった際にお箸が触れる部分が外側で清潔でないから。
数年の習慣なので直すのに時間がかかりそう、、
“渡し箸”はしたくないので少しずつステキな所作を身につけていきたいところです。
オケージョン(冠婚葬祭)
いよいよ最後の項目です。
もう少しお付き合いいただけたら嬉しいです!
お中元、お歳暮について。
お中元を止めて、お歳暮を止める。
分かりづらかったと思うで補足すると、一年のお礼であるお歳暮は夏のお中元よりも優先されるので先にお中元を止めて、お歳暮を止めるのがマナーとのこと。
神は細部に宿る
駆け足でいくつか本の内容を紹介いたしましたがいかがでしたか?
筆者がこちらの本を読んだ感想は「神は細部に宿る」です。
こと細やかな”気遣い”から滲み出る所作や言葉遣いが佇まい(オーラ)につながっているように感じました。
2022年も残り少ないですが来年から!とは言わず、今年の内から実践できるステキな所作、言葉遣いを身につけていこうと思います。
みなさんも年末年始に「育ちの良さ」を身につけてみませんか?
それでは、また。